HOME > 豆乳発酵液に含まれるイソフラボンとは?

豆乳発酵液に含まれるイソフラボンとは?

そもそもイソフラボンって?

イソフラボンとはフラボノイドの一種で、植物に含まれる天然の有機化合物です。
イソフラボンを含む植物のほとんどがマメ科。日常的には大豆が唯一の補給源だと言ってよいでしょう。

普段食べるものにどのくらい含まれている?

  • 豆乳1カップ(200ml):イソフラボン量 49.6mg
  • 豆腐1/2丁(175g):イソフラボン量 35.5mg
  • 納豆1パック(45g):イソフラボン量 33mg
  • きな粉大さじ1(6g):イソフラボン量 15.9mg
  • 煮大豆大さじ2(22g):イソフラボン量 35.5mg
  • みそ 大さじ1(18g):イソフラボン量 33mg
  • しょうゆ 大さじ1:イソフラボン量 15.9mg(18g)

*厚生科学研究(生活安全総合研究事業)食品中の植物エストロゲンに関する調査研究(1998)をもとに算出

イソフラボンが含まれる大豆以外の植物

  • 葛(クズ)●葛(クズ)
    葛餅や葛湯の原料として有名
  • レッドクローバー●レッドクローバー
    アメリカではサプリメントの原料に
  • 白花ルピナス(シロバナウチワマメ)●白花ルピナス(シロバナウチワマメ)
    化粧品に利用されることも

なぜ注目されているの?

実はイソフラボンへの注目がここまで高まったのは、比較的最近のこと。
きっかけは抗がん作用の報告でした。1990年にNCI(米国立がん研究所)が、欧米諸国と比較して大豆をよく食べる日本では乳がん、前立腺がん、心臓病などの頻度が低いと発表しました。以来、大豆および大豆イソフラボンが世界各国で盛んに研究されるようになったのです。


米国立がん研究所「デザイナーズ・フード・プログラム」より

*イソフラボンの摂取量
厚生労働省と内閣府の食品安全委員会は、大豆イソフラボンの安全な1日摂取目安量の上限値として70~75mg/日としています。
また、特定保健用食品やサプリメントからの摂取は30mg/日を上限値に設定しています。

イソフラボンの最大の特徴は、女性ホルモンであるエストロゲンと構造が非常に似ていること。
女性ホルモンの作用に影響して、乳がんや前立腺がんを予防する効果が確認されています。
抗がん作用をはじめとしたイソフラボンの代表的な健康作用を見てみましょう。

  • 抗がん作用
    ホルモンが関連する乳がんや前立腺がんの予防作用は早くから注目されていました。現在では、さらに幅広い抗がん作用も確認されています。
  • エストロゲン作用
    減少する女性ホルモンの代わりに働き、更年期障害や骨粗しょう症を予防する効果があります。同時に女性ホルモンの分泌過剰を抑える作用もあり、乳がんなどの予防にも役立ちます。
  • 抗酸化作用
    私たちの体内に発生する活性酸素を中和することで、がんや生活習慣病のリスクを軽減してくれます。
  • 脂質代謝改善作用
    血中のコレステロール値を下げ、心筋梗塞や脳梗塞の予防に役立つことも分かっています。

このページの先頭へ